どうもこんにちは!
あなたの専属フォトアドバイザーのnikoです。

今回はデジタル一眼レフカメラでもかなり重要な機能「ISO感度」についてお話ししていきます。「ISO感度」は簡単に言うと「明るさ」を調整する機能なのですが、仕組みや役割など詳しく話していこうと思います。
「ISO感度」の「ISO」って何?

まず「ISO」の呼び方ですが「イソ」や「アイソ」「アイエスオー」と呼びます。これは「国際標準化機構(International Organization for Standardization)」の略になります。

「国際標準化機構」とは工業分野における様々な「国際規格」を定めている団体になります。本部はスイスのジュネーブにあります。

この「国際標準化機構」が定めた「国際規格」に基づいて製品を作成したり、サービスを行うことによって、世界中で統一した使用方法やサービスの提供が出来るようになります。

今回話している「ISO感度」も「国際規格」に基づいて決められた「感度」になります。ですので、「ISO感度」は日本でもその他の国でも、全く同じ基準になります。
「ISO感度」の役割とは?

つぎに「ISO感度」にはいったいどういう役割があるのか解説していきます。

デジタル一眼レフカメラで撮影する時、撮影場所の明るさはいつも一定ではありません。

屋外と屋内では違いますし、同じ屋外でも晴れの日、曇りの日、そして昼と夜では大きく違ってきます。

この時、屋内や夜の屋外のような「暗い撮影場所」でも被写体を明るく撮影出来るように調整する事が出来ます。この調整機能こそが「ISO感度」です。

「ISO感度」の単位

「ISO感度」は「撮像素子」で受けた光をどれだけ「増幅」させるかの数値になっています。

100という数値を基準として、その光を2倍に増やす場合には200、4倍に増やす場合には400と数字が増えていき、それぞれ「ISO100」「ISO200」「ISO400」と表します。

数値が大きくなるほど「明るさ」が増え、「夜景」や「暗い室内」でも撮影する事が出来るようになります。
「ISO感度」と「ステップ」について

「ISO感度」は一眼レフカメラの機種にもよりますが、「1段」「1/2段」「1/3段」の3つの上げ幅から選択することができます。この上げ幅を「ステップ」といいます。

それぞれの「ステップ」は以下のように「ISO感度」を上げる事ができます。
  • 1段…100、200、400、800、1600、3200、6400


  • 「1/2段」…100、140、200、280、400、560、800、1100、1600、2200、3200、4500、6400


  • 「1/3段」…100、125、200、250、320、400、500、640、800、1000、1250、1600、2000、2500、3200、4000、6400

それぞれの「ステップ」を見てもらうとわかるように「1段」より「1/2段」、「1/2段」より「1/3段」の方が「ISO感度」を細かく上げる事ができるようになります。

撮影の時はこの「ステップ」をわかっておくと、明るさの微調整がしやすくなります。メモ帳等にまとめておくととても便利です。

今回はわかりやすいように「ステップ」を表にしましたので、撮影の時などに参考にしてください。

「ISO感度」はどこまで上げられるか

次に「ISO感度」はどのくらいまで上げることが出来るかというと、こちらもメーカーや機種によって様々です。

最近の機種であればISO100~25600まで上げられるものが多いです。

下記にニコンとキャノンの上級機、中級機、初級機の「ISO感度」がどこまで上げる事ができるかを記載します。

基本的には上級機のほうが「ISO感度」を高くすることが出来ます。キャノンの「EOS 1D X」はなんと「ISO204800」まで上げる事ができます。

ちなみに「ISO感度」を6400や12800など、かなり高くして撮影する事を「高感度撮影」と言います。覚えておきましょう。
「ISO感度」を調整する事のメリットについて

つぎに「ISO感度」を調整する事のメリットを2つお話しします。

まず1つ目は、最初の方にも話しましたが、「ISO感度」を上げる事で「夜景」や「暗い室内」などの暗い場所でも撮影が出来るようになります。

それとは逆に「ISO感度」を下げる事で、明るい場所での撮影も「白飛び」を発生させずに最適な光量で撮影できるようになります。

ちなみに「白飛び」とは写真が明るくなりすぎて写真の全体や一部分が白くなってしまう事です。

2つめは「ISO感度」を上げると「シャッタースピード」を速くすることができるので、「手ブレ」や「被写体ブレ」を抑えることができます。そのため、動きの速い被写体を搬影する際にも有効です。

このことから「スポーツ撮影」や「ペット撮影」の時などは、あらかじめ「ISO感度」を800や1600のように高く設定しておくとブレずに撮影することが出来ます。
「ISO感度」とノイズについて

このように、とても便利な「ISO感度」ですが、「ISO感度」の数値を大きくしていくことはメリットばかりではありません。その最大のデメリットは「ノイズ」の発生です。

デジタル一眼レフカメラで、「ISO感度」の数値を大きくするということは、受けた光を「増幅」する事だとお話ししました。この時「光」だけを増幅することは難しく、「ノイズ」も一緒に増幅されてしまうのです。
わかりやすいようにイラストを用意しました。

イラストを見てもらうとわかるようにISO200にすると「光」も2倍になりますが「ノイズ」も2倍になっています。

そのため、「ISO感度」を高く設定すると、写真にノイズが現れてしまい、ザラザラとした粒子状の写真になってしまいます。

ですので「ISO感度」を高感度に設定できるデジタル一眼レフカメラだからといって、むやみに最大値にすると「ノイズ」だらけの写真になってしまうこともあります。例を用意しました。

ちなみに、一般的に「撮像素子」のサイズが大きいほどノイズが少なく、「ISO感度」の数値も高く設定できると言われています。
「ベース感度」「常用感度」「拡張感度」について

デシタル一眼レフカメラでは、カタログや仕様表でカメラごとに対応する「ISO感度」を公表しています。その中で「ベース感度」「常用感度」「拡張感度」の項目は特に重要です。
「ベース感度」とは?

「ISO64」や「ISO100」のように最も少ない数値は画質を優先した基準値という意味で「ベース感度」と呼ばれます。

わかりやすいように、ニコンとキャノンの一眼レフカメラの「ISO感度欄」を表にしました。青く色がついている部分が「ベース感度」になります。

「常用感度」とは?

次に「常用感度」ですが、ノイズがさほど目立たず一般に許容範囲だろうとメーカーが判断した「ISO感度」の範囲を指します。先ほどのスペック表でいうとこの黄色の部分になります。

なお、「常用感度」が許容範囲のノイズ量かどうかは最終的には撮影者個人の感覚によって変わります。

デジタル一眼レフカメラを購入する時には「常用感度」の数値だけを見るのではなく、サンプル写真などを見て判断した方が良いでしょう。
「拡張感度」とは?

「拡張感度」は、画質は劣化するけど「常用感度」の範囲を超えて、撮影できる「ISO感度」の数値になります。先ほどのスペック表でいうとこの赤い部分になります。

「ノイズ」の「許容範囲」を決めておく

普段使っているデジタル一眼レフカメラの「ISO感度」を変更することによって、どれくらいのノイズが発生するか、実際にやってみて自分なりの「許容範囲」をあらかじめ確認しておくことをお勧めします。

確認の方法ですが、少し暗めの場所で「ISO感度」を上げながら写真を撮り比べてみてください。「ISO感度」を上げていくと「ノイズ」が多い写真になっていくことがわかると思います。写真を見比べるときはパソコンなどの大きな画面で比較するとわかりやすいと思います。

今回は「ISO感度」についてお話ししました。
それではお疲れ様でした。nikoでした!


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