どうもこんにちは!
あなたの専属フォトアドバイザーのnikoです。

今回は「ファインダー倍率」についてお話しします。
「ファインダー倍率」とは?

「ファインダー倍率」とは、ファインダーをのぞいて見える画面の様子が肉眼で見たときと比べて、どれくらい大きく、あるいは小さく見えるかを示した数値です。

一眼レフカメラのスペック表の「ファインダー」の欄にはこの「ファインダー倍率」が必ず記載されています。

今回はニコンの「D810」の「ファインダー倍率」を例に挙げてみます。


赤線の部分が「ファインダー倍率」になります。「D810」は0.7倍と記載されています。

これは、「ファインダー」で見る被写体が実際肉眼で見ている被写体より「0.75倍」されているという事です。

つまり簡単に言うと肉眼で見るより小さくなっているということになります。わかりやすいようにイラストにしてみました。


「肉眼でみた風景」と「ファインダーから見た風景」の大きさは違う。ということがお分かり頂けたでしょうか。
「ファインダー倍率」を見るときの注意点。

「ファインダー倍率」を見るときには注意する事があります。まずこちらの表をご覧ください。


この表はニコンの上級機D810、中級機D7100、初級機D3300の「ファインダー倍率」を記載しています。それぞれ、D810は「0.7倍」、D7100は「0.94倍」、D3300は「0.85倍」になっています。

ここで疑問なのが、なぜ上級機の方が「ファインダー倍率」が低くなっているのか?という事です。

それは「ファインダー倍率」は「撮像素子」の大きさを考慮しなければいけないからです。
「ファインダー倍率」は「撮像素子」の大きさで変わる。

「ファインダー」から見た景色は、望遠レンズを付けたときには大きく見えますし、広角レンズでは小さく見えます。なので、ファインダー倍率を同率に比較するために一定の焦点距離のレンズで測定します。

カタログなどスペック表の「ファインダー倍率」の数値には必ず「50mmレンズ使用時、無限遠のとき」などの付帯記述があります。

これは35mmフルサイズの一眼レフカメラも、APS-Cサイズの一眼レフカメラも、フォーサーズシステムの一眼レフカメラも同じく50mmレンズでの測定値であるという意味です。

ところが、同じ50mmレンズであっても「撮像素子」のサイズが小さくなると「画角」が狭くなります。つまり実質的に望遠レンズを使ったときと同じになります。

すなわち、「ファインダー倍率」の数値は高くなり、逆に「撮像素子」が大きいほど倍率数値は低くなってしまいます。
「ファインダー倍率」の正確な算出方法

もし、「撮像素子」のサイズにかかわらず「同列」に「ファインダー倍率」を比較したいのであれば、焦点距離の換算値で計算しなおしてやる必要があります。

一眼レフカメラのスペック表に記載していある「ファインダー倍率」を下記の該当する数字で割ってください。
そうすることによって、本当の「ファインダー倍率」を知ることが出来ます。
  • フルサイズ機…1.0倍(そのまま)

  • ニコン/ソニー/ペンタックス APS-C…1.5倍

  • キヤノンAPSーC…1.6倍

  • シグマ SDシリーズ…1.7倍

  • フォーサーズ/マイクロフォーサーズ…2.0倍

たとえば、ニコンD71000は「0.94倍」とカタログには表記してあります。D7100の「撮像素子」はAPS-Cサイズになるので、35mm判換算画角では「1.5倍」となっています。

ここでD810のファインダー倍率と同列にしてやるためには、「0.94」を「1.5」で割ってやればいいわけで、そうすると「0.62」倍となります。

「0.7倍」と「0.62倍」ですから、D7100と比較すると実質的にはいかにD810のファインダー画面が大きく見えているかがわかると思います。

今回は「ファインダー倍率」についてお話ししまいた。
それではお疲れ様でした。nikoでした。


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