
どうもこんにちは!
あなたの専属フォトアドバイザーのnikoです。
今回は「TTL調光」使用時の「シャッタースピード」との関係についてお話しします。
「瞬間光」と「シャッタースピード」の関係
スピードライトの光は、シャッター幕が全開になったときに、一瞬だけ光る「瞬間光」になります。
ですので、いくらシャッタースピードを遅くしても、一瞬で終わってしまうスピードライトの光には影響がありません。
つまり、スピードライトの明るさをシャッタースピードでコントロールすることはできないことになります。
では、シャッタースピードを同調速度よりも遅くすると写真はどう変化するのでしょうか?
スピードライトを使用した撮影では、ある程度の明るさの「定常光」がある条件のもと、スピードライトで光を補うような使い方が基本になります。
ちなみに「定常光」とは窓から入ってくる光など「その場を照らしている光」の事を指します。
その「定常光」は、シャッタースピードによる明るさの変化が、画像の明るさに影響します。
簡単に言うとシャッタースピードの設定で、「定常光」と「スピードライト光」のブレンド具合や背景の露出を変えることができます。
例えば、背景を明るくしたいときや、「定常光」の雰囲気を出したいときは、シャッタースピードを遅くすることで、それが可能になります。
「TTL調光」使用時に「背景(定常光)」の明るさを変える方法
先ほど言った通り、背景(定常光)の明るさをコントロールするには、一眼レフカメラのシャッタースピードを変える必要があります。
「TTL調光」モードで明確にシャッタースピードをコントロールするには、絞り値を固定するために、一眼レフカメラの撮影モードを「絞り優先オート(S、TV)」にして露出補正(調光補正との連動はオフ)を行ないます。
または撮影モードを「マニュアル(M)」でシャッタースピードを変化させて撮影しましょう。シャッタースピードを遅くするほど、背景が明るくなります。
今回は「TTL調光」使用時の「シャッタースピード」との関係についてお話ししました。
それではお疲れ様でした。nikoでした。
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2014-11-05 │ ライティング関連 │ コメント : 0 │ トラックバック : 0 │ Edit